地中海第二の島 エメラルドの海を持つサルデーニャ島を観光しよう
イタリアの離島といえばシチリア島が有名です。ですが、独自の歴史や文化を持つサルデーニャ島にも魅力があふれています。サルデーニャ島最大の町カリアリを歩いたり、で「小さなバルセロナ」と呼ばれるアルゲーロの美しい街並みを楽しむのが人気となっています。イタリアの他の観光地に比べて比較的観光客が少ないので混雑や行列に辟易している方は、この穏やかな街で静かな休暇を過ごしてはいかがでしょうか?
1.サルデーニャ島の交通
サルデーニャ島へは、日本からの直行便はない。したがってイタリア本島から海路か空路を利用して行くことになる。特に夏にはイタリア各地から頻繁に便が出ているのでイタリアから簡単に行くことができる。
便利なのは飛行機です。島にはカリアリをはじめ、4つの空港があります。ミラノ、ローマ、ヴェネツィアなどから1時間ほどで行くことができます。
海の旅を楽しみ、お金を節約したい方はフェリーがいいでしょう。
ただ10時間以上かかることが多いのでその点には注意が必要です。
↓サルデーニャの交通専門のフェリーサイト
Ferries to Sardinia: compare and book - Traghettiper-Sardegna.it
それに対して、島内の交通はあまり発展しておらず不便といわざるを得ないです。
とにかくバスの本数が少なく時間に余裕がある旅が大変になってしまいます。やはりおすすめはレンタカーです。海岸線のドライブは本当に気持ちのいいものとなるでしょう。
2.アルゲーロ
44000人の人が住む北西部に位置する島内第5の町です。近年はリゾート開発が進められており新たな魅力が注目されています。アルゲーロは植民地時代に発達しました。14世紀にスペインによって占領され現在でも、「小さなバルセロナ」と呼ばれています。この町は島内でもそんな独特の歴史を持っており、現在でもその歴史を感じることができます。
例えばこんな例があります。
・現在でもスペインのカタラン語が話されている。
・城壁など当時の街並みが残っている。
このようにこの場所では歴史や美しい景色を楽しむのが人気となっています。
観光地は挙げたらきりがないほどありますが3つほど紹介しようと思います。
まずは ネットゥーノ(ネプチューン)洞窟です。
ダンジョン感満載のサルデーニャ島"Grotta di Nettuno"への階段! pic.twitter.com/Is4MJ6EbbQ
— MaX (@maxshindo) 2017年11月11日
🇮🇹Grotta di Nettuno🔹Alghero 📸T.Helfrick pic.twitter.com/uYc9M0nKD0
— Rachele@ARA (@rachele_5f) 2018年4月19日
アルゲーロ港から船やボートで1時間ほどで行くことができます。また陸路でも行くことができます。きれいな海を見ることができるので体力のある方にはおすすめです。ただ何百段もの階段を降りなければならないので、結構きついです。
ちなみにボートも揺れて結構スリルがあります(笑)。
海の浸食により形成された洞窟や鍾乳洞は息をのむような美しさがあります。こんな大規模なものは日本にはないと思います。(多分)
夏には音楽会も開かれるそうです。
入場料:€13 クルーズ代:€16
続いては、ネクロポリスをご紹介します。
Necropoli di Anghelu Ruju https://t.co/QnAx8rnGhO Tomba III, la cella centrale e in fondo l'accesso a una cella.. #sardinia #sardegna pic.twitter.com/XUjMBWrfXv
— Tharros info (@tharrosinfo) 2019年6月15日
ネクロポリスというのは、古代の巨大な墓地のことです。
中でもLa Necropoli di Anghelu Rujuは多くの文化が融合した、最大で最古の人工洞窟の一つであるため、サルデーニャやアルゲーロの歴史を知る上では欠かせない場所となっています。個人的にまだ行ったことがないので、日本の古墳なんかと比べてみたいななんて思ってます。
汚れてもいい服装と懐中電灯を持っていくと役に立つでしょう。
最後にレストランとホテルを紹介します。
レストランはAl Tuguriがイチオシです。
料理にも植民地時代の名残が残っています。島らしく新鮮な魚介類を楽しむことができます。スズキやマグロ、ロブスターなどがあります。小さなお店なので予約をしていくのが確実です。
次にホテルですが、実はリゾート一択ではないんです。
まずはCervo Hotel, Costa Smeralda Resortです。とてもロマンティックなホテルでプライベートビーチを楽しむことができます。ホテルからボートで向かうため静かな時間を過ごすことができます。
続いては、Hotel San Francescoです。このホテルはなんと教会を改装したものです。普段日本で生活していると、教会に泊まるなんて言うのは考えたことではないでしょうか。貴重な経験になるのは間違いないですし、友達にドヤ顔で自慢できます。アルゲーロに行ったらぜひ宿泊したいホテルです。
3.カリアリ
続いてはサルデーニャ最大の都市、カリアリです。島の南部に位置しています。商工業が発達した都市なのであまり観光地としては注目されることがないですが、観光する場所はたくさんあります。特に海や太陽そしてユニークでリッチな経験をしたい方には素晴らしい場所でしょう。
高台のカステッロ地区が観光には適しています。この場所には歴史を感じることのできるたくさんの場所があります。
港から大通りに沿って進むとまずエレファンテの塔が見えてきます。牢獄として使われていたこともある場所です。この塔は展望台となっていて、カリアリの街を一望することができます。ゾウの像(駄洒落じゃないよ)が有名なので探してみましょう。意外と見つけにくいです。
#Buongiorno dalla Torre dell'Elefante #Cagliari.
— MiBACT (@_MiBACT) 2017年6月13日
👉https://t.co/pajQcsBoea pic.twitter.com/xF784sSqzd
さらにまっすぐ行くとサン・パンクラーツィオの塔があります。この塔はピサが支配した14世紀にたてられた牢獄です。その後形を変えずに現存している貴重な建造物です。こちらの塔からも壮観な眺めが広がっています。
さらにこの塔のすぐ近くには国立考古学博物館があります。ここは絶対に行きましょう。サルデーニャ独自の文化や歴史を一通り理解することができます。ここを見てから島を回れば、観光が何倍も濃密で興味深くなるでしょう。イタリア語の説明のみの展示が中心になるので深い理解は難しいかもしれませんが、見るだけで価値があるほど充実した博物館になっています。ここにはお土産屋がありレアなグッズを買うことができます。
さてさらに北に進むと円形闘技場を見ることができます。これはローマ時代のものでサルデーニャ最大のものです。石灰岩を削って作られています。現在回修復中で破損が激しくなっていますが、工事終了後に素晴らしい施設になると期待されています。
最後にレストランとホテルを見ましょう。
カリアリのホテルは格安のホテルが多いです。予約でいっぱいになることがあるので早めに予約を入れるようにしてください。
レストランですが、サルデーニャの海産料理を食べられる店がたくさんあります。
例えばDa Marino al St. Remyという店があります。上品な店で値段も張りますが、サービスと味がいいことで人気のお店です。他にも庶民的なDa Serafinoなどもいいでしょうか。通りにたくさんあるので自分の足で歩いてから決めるのがいいと思います。
まとめ
今回はサルデーニャ島の基本情報と魅力を紹介しました。まだまだサッサリやヌーオロなど歴史的な魅力あふれる場所が多いのが特徴です。いずれ人気が出たら第二弾も書こうと思っているので気軽にいいねやコメント等よろしくお願いします。